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ファスティングの基礎知識

AGING

2016.11.16

Dr.masatoです。
今回は前回の続き
ファスティング関連の話題です。
テーマはきちんと効果を出すための“ファスティングの基礎知識”です。
次にあげる3つが重要です!

1、安全にファスティング!
2、回復食・準備食を徹底する!
3、好転反応を知る!

1、“安全にファスティング”

健常な方にとってファスティングは内蔵を安め心身ともにリラックスできる行為であることは前述した通りです。
しかし、少なからず毎日の食習慣をガラリと変えるという行為は少なからず体に負担となる場合もあります。
簡単にできるんだ!と思い、ネットで売られているような流行りのドリンクやコンビニで売られているような野菜ジュースを用いて独自にファスティングをするのはとても危険な行為です。

2、準備食・回復食の徹底

ファスティング前の食事を準備食・後の食事を回復食と呼びます。
特に、普段こってり系の食事が多い方は徐々に消化管をならす意味で、準備食の期間を十分にとりましょう。
きちんと準備食期間を設けることにより、後述します好転反応を軽くすることができます❗
お次は回復食!
これをおろそかにするとファスティング自体台無しになってしまう位とても重要です。
一般的には、白湯や重湯などから始めるのが良いと思いますが、私自身はベジブロススープがベストであると思います。
ファスティング後は吸収能が高まった状態にありますので、リバウンドがしやすい状態になっています❗
また、腸内がリセットに近い状態になっていますので、食事内容によっては悪玉菌を増やすことになってしまいます。
ですから、回復食は消化がよく低糖質であり、善玉菌を増やすような食材をとるように心がけることがとても重要です。
善玉菌を増やす食材として有名なのは、、
豆、ゴマ、わかめ、野菜、魚、しいたけ、芋
頭文字をとって、まごわやさしいと覚えましょう。
あと、発酵食品もとてもよい回復食の食材です。特に味噌は女性ホルモンであるエストロゲンと同様の作用のあるイソフラボン
を効率よくとれる調味料のひとつですので積極的に摂ってください。
イソフラボンの効果についてはまたお話しします。

3、好転反応を知る

好転反応とは、、、
体内でデトックスされ、体がよい方向に向かう際に起こる反応と言われています。
代表的なものに頭痛、吐き気などがあげられますが、そのメカニズムを知らないと対応ができませんので知ることが重要です!
特に頭痛の頻度がもっとも多く、
これは利尿にともない、
低ナトリウム血症が起こる事で発生します。
低ナトリウム血症では
脳血管が拡張するため、
脳圧が亢進し頭痛が引き起こされるのです。
ここで決して頭痛薬を飲んではなりません。
まずは、ナトリウムを補いましょう。
つまり、塩分(なるべく自然塩)を摂取するといった対策が必要です。
次に吐き気。
これは2パターン考えられます。
低ナトリウム血症にともない、
脳圧が亢進するために起こるパターンと
胃酸の相対的な過分泌によるパターンです。
前者は塩分の摂取で、
後者は水分の摂取で回復します。
鑑別は頭痛の有無です。
まだまだ、好転反応には様々なものがありますが、
大切なのは独自で行わずにきちんとした知識や経験のある方の指導の下、体の不調をきちんと相談できる環境を整えることです。

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