健康ブームの昨今、色々な食事療法がメディアで取り上げられています。
確かに健康に良さそうですが、続かなかったり、体質に合わなかったり、極端に取り入れてしまい健康を損なうケースも増えています。
日本は四季のある国です。
春夏秋冬があるので他国の健康食品や健康法が日本人に合わないケースも増えています。
特に土地で摂れる作物は、そこの土地に暮らす人の健康を助けるものです。
その土地と気候が違う場合は注意が必要です。
そこで活用したいのが食の陰陽です。
解りやすく表現すると下記の通りです。
陰性=体を冷やす
陽性=体を温める
中庸=体を正常に保つ
どの食物にも陰陽があります。
その性質を知って調理するとマイナスをプラスに変えたり、∓ゼロに変えたり、それだけで簡単に得健康効果が高まります。
食品の中でも特に豆類は特殊です。
加工の行い方で陰陽が左右されます。
陰性:絹ごし豆腐、木綿豆腐、豆乳
中庸:焼き豆腐、ささげ、枝豆、おから、生湯葉
陽性:油揚げ、がんもどき、納豆、きな粉、白いんげん、厚揚げ、あずき、高野豆腐、乾燥ゆば
調理法でも陰陽が変わります。
陰性:電気調理、電子レンジ
中庸:煮る、焼く、茹でる、蒸す、炒める
陽性:揚げる、燻製、黒焼き
陰性の強い食材は陽性の調理法にすると中庸に近づきます。
夏と冬など極端な季節にはこの調理法で体調を整えることが可能となります。
陰陽の特徴を知って健康な食生活を送りませんか?
管理栄養士 高山益実
2018.12.04