こんばんわ!Dr.masatoです!
今日はダイエットの話題です。
ダイエットは我慢が必要と思われている方もいらっしゃると思いますが、、、
そんな方に興味深い論文です。
2016年3月3日の「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」からの抜粋です。
『たんぱく質と満腹感との関連性』
ダイエットのために糖質を制限し、蛋白質の豊富な肉などの摂取量を増やす方法を実践されてる方も多いと思いますが、
それを裏づける大規模研究はこれまで実施されていませんでした。今回は、たんぱく質の摂取と満腹感についての論文です。
Mattes氏によると、蛋白質は「満腹ホルモン」であるレプチンの放出を活発にし、満腹感の評価と最も強く関連しているそうです。
たんぱく質はダイエットの特効薬というわけにはいきませんが、普段の食事においてたんぱく量をいつもより多く摂取することでカロリー摂取量を抑えられるようですね。でも、これはタンパク過量摂取を肯定しているわけではありません。
個人的な意見ですが、この論文ではレプチンと相反する空腹ホルモンである『グレリン』には言及がありませんでした。
最近は『グレリン』のアンチエイジング効果も明らかになっており、
たんぱく質の過量摂取は逆に加齢を促進する可能性をはらんでいるのではないかなぁ?
と疑問が残りました。グレリンのアンチエイジング効果についてまた調べてみます!