いつの時代にも「ダイエット」「美容」は永遠の課題で人々の関心を引きます。
その方法には色々な考えとやり方があります。低インシュリンダイエットが世に出たのは20年以上前です。
そして、また炭水化物制限ダイエットなど形を変えて流行を迎えました。
管理栄養士 食の専門家として言えることは「バランス」です。
飲食後の代謝には多くの栄養素が必要となります。
炭水化物は「体を動かすエネルギー源」と同時に「脳に正常な働きをしてもらうエネルギー源」でもあります。
嗜好品が氾濫していなかった頃は、そのバランスが保たれていました。
しかし、現在は競争のように新製品のお菓子やデザート類が発売され、食事よりも嗜好品を重視したり砂糖の多様されるようになりました。
そのために、炭水化物の適量バランスが崩れてしまったのです。
しかし、炭水化物を極端に制限した食事療法はとても危険です。思考に偏りが出て正常に保てられません。身体の臓器にも負担をかけます。
でも、どうしても炭水化物を調整してダイエットをしたい!
と考える方には甘酒がお勧めです。
甘酒には※「必須アミノ酸」が沢山含まれています。また、脳と心に影響する栄養素が沢山含まれているからです。
(※リジン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、スレオニン、トリプトファン)
ブドウ糖、オリゴ糖、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸、ビタミンCなどです。
これらが不足すると興奮しやすく、疲れやすくなります。また、不安を感じやすく過敏となりおこりっぽくなります。
特にナイアシンは脳のエネルギー代謝に必須の栄養素です。欠乏すると認知症や皮膚炎、下痢を引き起こすと言われています。
もちろん脳のエネルギー源であるブドウ糖は不可欠ですが。
また甘酒には「コウジ酸」というシミや美白に効果のある成分が含まれています。
ビタミンB2の肌の活性化効果との相乗効果で美容効果は大きいと言えます。
今まで朝食を抜いていた方は、甘酒を茶わん1杯食べることで美容効果と精神の安定度を高めては如何でしょう?
ご飯よりも甘酒の方が脳への伝達が早いため、満腹感も感じやすく食べ過ぎを防止する事が出来ます。
無理に食べるのを我慢すると反動も起きやすくなります。主食は茶わん1杯ずつの甘酒置き換えで上手にダイエットしませんか?