食べるものを選ぶとき、気にしていることはありますか?
「GI値」と「GL値」に注目すると、太りにくく病気にならないための食事ができるかも。
今回は、GI値編です。
○GI値とは
GI値は、グリセミック指数(Glycemic Index)とも呼ばれ、糖が体に吸収されるスピードを表した数値です。
ブドウ糖(糖の最小単位で、1番吸収されやすい状態)の吸収を100の基準値として表したもので、
70以上 高GI
56〜69 中GI
55以下 低GI
とされています。
例えば、白米と玄米を例に挙げると
白米は GI値 81(高GI)
玄米はGI値 55(低GI)です。
高GIの食事は血糖値が急上昇するので、血管を傷つけて病気を引き起こしやすくなったり、脂肪が溜まりやすくなります。
一方低GIの食事は、血糖値の上昇がゆるやかなので、量やカロリーが同じでも病気になりにくく、太りにくい食事といえます。
○低GIの食品を選ぶポイントは、精製されていないこと
穀物は精製されると食物繊維が取り除かれてしまいます。
食物繊維は糖を包むようにして吸収を穏やかにしてくれる働きがあるため、血糖値が急上昇するのを防ぎます。
また、精製されることによって食物繊維だけでなくビタミン、ミネラルなどの栄養素も除かれてしまうので、
できるだけ精製されていない茶色いもの、まるごと摂取できるもの(ホールフード)を選びましょう。
GI値の一覧などもあるので、気になる方は検索してみるのもいいかもしれません。
2018.03.14