6月頃から旬をむかえる「ずいき」とは、里芋やはす芋など芋の茎のことです。
ずいきには白、赤、緑(青)の3色あります。
芋として栽培したものはアクが強いのでしっかりアク抜きの必要がありますが、「ずいき」として食べる目的で栽培したものが多くアクがほとんどなく、そのまま煮物や汁の具として食べられます。
ちなみに、生で食べるのが「ずいき」で、この「ずいき」を干したものを「芋がら」と言います。
「ずいき」にはマンガンがとても多く含まれています。
3大栄養素の代謝を促す酵素の構成成分でもあり正常な代謝を行ったり、神経の伝達コントロールに必要な成分です。
ミネラルが豊富ですが、特にカルシウムも多く強い骨を作るサポートをします。
気になるアンチエイジング効果が高いのは「赤いずいき」です。
ポリフェノールが豊富に含まれているので抗酸化作用が期待できます。
茎なので食物繊維が多いことは言うまでもありません。
「ずいき」は不溶性食物繊維なので水溶性植物繊維の多い海藻類と一緒に食べると整腸作用も高まります。
便秘が改善すると肌荒れやむくみ等も改善するので女性には嬉しい健康食材です。
また、母乳の出を良くする効果もあるとして産後のおススメ食材としても古くから親しまれています。
見かけたら是非、お求めくださいね。
管理栄養士 高山益実
2018.08.08