古くから漢方薬や香辛料として親しまれてきた生姜。
その健康効果のほとんどは、生姜が持つ辛味成分によるものです。
○調理法で変化する生姜の辛味成分
生の生姜には、辛味成分の「ジンゲロール」が多く含まれています。
ジンゲロールは加熱や乾燥によって一部が「ショウガオール」、「ジンゲロン」に変化し、これらの辛味成分にはそれぞれ違った働きがあります。
●ジンゲロール(生の生姜に含まれる)
体の深部の熱を末端に運び、手足の先を温めます。
体の深部体温を下げるため、解熱作用があります。
殺菌作用もあり喉の炎症を抑えるので、風邪の予防、ひき始めにオススメです。
●ショウガオール(加熱・乾燥した生姜に含まれる)
胃腸を刺激して血流を良くし、体を内側から温めます。
体全体が温まるので冷え性改善に効果的です。
内臓も温まるので代謝が上がり、脂肪燃焼効果も期待できます。
●ジンゲロン(加熱・乾燥した生姜に含まれる)
血管を拡張して血行を良くします。
ショウガオールと同様に冷え性改善に効果的です。
胃液の分泌を活発にして消化を促進したり、脂肪燃焼効果を高めるという実験も報告されています。
今まで意識していなかったという方も、体調に合わせて調理法を工夫してみてはいかがでしょうか。
加熱した生姜を気軽に摂りたいという方は、すりおろした生姜や乾燥生姜にお湯を注ぐだけで完成する生姜湯もオススメです。
OMG!ではDr.ROOTS、ターメリックジンジャーショットに生の生姜を、
コンブチャのホットメニューに加熱した生姜を、
自家製ジンジャーエールには両方を使用しています。
体調に合わせてご案内いたしますので、様々な生姜パワーを体感してください。
2018.08.24