4~5月ははタケノコの美味しい季節です。繊維ばかりのように思われますが、タケノコはアミノ酸のチロシンが豊富に含まれています。
チロシンというと判りにくいかもしれませんが、タケノコを水煮にしたとき節の間に白い粒や薄い板状の塊が付いているのを見たことがありませんか?その白い物質がチロシンです。
チロシンはドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質として生成や代謝をコントロールする甲状腺ホルモンの分泌を促します。
白い物質をゴミか何かのように取り除きたくなりますが、実はそのままにして食べる方がチロシンを沢山とれるのでおススメです。
5月は季節の変わり目だったり、新しい環境に少し慣れようと頑張ったり、いわゆる「5月病」になりやすい時期です。
これらはドーパミンの不足によってやる気や集中力が低下し起こりやすくなります。
チロシンは脳のエネルギー源であるブドウ糖と一緒に摂取すると効率的に吸収することができます。
ですから「タケノコご飯」はもっとも今食べておきたいメニューの一つです。
とても理にかなった料理ですね!
管理栄養士 高山益実
2017.05.25