赤色が印象的なトマトはプランターで栽培した経験がある方が多いのではないでしょうか?
『トマトが赤くなると医者が青くなる』ということわざあります。
○トマトといえばリコピン
よく耳にする『リコピン』は皮の赤い色素に含まれている成分(フィトケミカル)
なので同じトマトでも緑色の“グリーンゼブラ”にはリコピンは含まれていません。
リコピンは有害な活性酵素を抑える効果があり、老化予防や花粉症予防、環境汚染物質から守る働きをします。
抗酸化力はβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍といわれていて
ガンや動脈硬化を予防、紫外線からのダメージを防いでシミやソバカスを予防してくれます。
他にも、体内の余分な塩分を排出して高血圧の予防や改善に役立つカリウムや
疲労回復に役立つクエン酸を多く含みます。
種のまわりにあるゼリー状のものには脳の働きを活発にするグルタミン酸が実の2倍あります。
●合わせ技で吸収力アップ
ゴマやアーモンドなど抗酸化作用のあるビタミンEを含むものと合わせてとるとリコピンの吸収力を高め若返り効果
油と合わせてとると、βカロテン・リコピン両方の吸収率が上がります。
たまねぎに含まれるケルセチンと合わせればさらに免疫力アップ。
お酢とトマトのWクエン酸で疲労回復や美肌効果に。酸味が食欲をそそるので、夏バテにおススメです。
豆腐や肉などに含まれるたんぱく質と合わせてとると、細胞を丈夫にしてくれます。
さらにブロッコリーやジャガイモなどのビタミンCをプラスすると老化防止にも。
口内炎にはうがいする様にトマトジュースを飲む(食べる)と粘膜の生成を促すビタミンのおかげで緩和されます。
○好みに合わせて食べやすく
特有の匂いはシトラール、ヘキサノールなどの成分
熱を加えると蒸発して減少し、さらに甘味やうま味が増すのでトマトが苦手な方には加熱調理して食べるのがおススメ。
肉や魚の臭いを消してくれるので両方抑えられて嬉しいですね。
冷やしすぎると風味や味が落ちてしまうので、トマト好きな方は
食べる30分~1時間前に冷蔵庫へ入れておくとトマトの味をしっかり感じられます。
色や形、大きさの違いによって調理のしかたもさまざまなので、またご紹介したいと思います。
2017.04.13