私は週2から3回ジムでストレス発散を兼ねてトレーニングを続けているのですが、
どうしても診療後のトレーニングになってしまうので夜間になります。
筋トレを頑張った後の自分にご褒美で、プシュッと行きたいところですが、、、
これがせっかくの筋トレを無駄にして、健康を害する可能性があるというのです。
これはどうしてでしょう?
Ⅰ.筋肉の味方のテストステロンを低下させてしまう
男性ホルモンであるテストステロンは筋肉を増大する作用があり、アルコールはテストステロンの分泌を抑制しまうのです。筋トレをするとテストステロンの分泌が増えるので、効率的に筋肉を増やしたいのであればトレーニング直後は控えたほうがよいでしょう。
Ⅱ.コルチゾルを分泌してしまう
アルコールの摂取によりコルチゾンという副腎皮質ホルモンの分泌が促されます。このコルチゾルは筋肉を分解する作用があり、筋トレ効果を減らしてしまいます。
Ⅲ.良質な睡眠が妨げられ成長ホルモンの分泌を低下させてしまう
アルコールは催眠作用があり、晩酌と称して就寝前に摂取する方もいらっしゃると思いますが、実はアルコールを摂取すると深睡眠であるnon-REM睡眠が妨げられ、その間に分泌が盛んな成長ホルモンの分泌を間接的に低下させてしまいます。
成長ホルモンは筋肉の修復にてとても大切なホルモンであり、やはりこの面でもアルコールは筋肉には毒でしかないのですね。
このような理由で、アルコールは筋肉には悪い作用しか無いようです。
では、筋トレとアルコールに関する論文を紹介します。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24533082
オーストラリアの研究チームの論文ですが、
筋トレ後にプロテインのみを摂取した場合に比べ、プロテイン+アルコールでは24%、炭水化物+アルコールでは37%、たんぱく質の合成の大幅な減少が見られたという結果でした。
筋トレ後はやはりアルコールは控えたほうがよさそうですね。
2017.02.08